迷える青年の話。
何でも手に入ると思える時期ではなく、何かを得て、何かを失う恐怖を味わいます。彼は自分を見失った時、取り戻せない存在を思います。彼は様々な失敗を経て音楽にぶつけます。それは誰に聞いて欲しいのかもわからない、自分のための曲たちでした。
やはり失った存在を思う女性。特別ではなくなった彼女からすると、あの姿はとても美しく見えるのでした。多数の中の1人であることに悩みます。
劇中歌であり、新しいミク。
このミクは歌えと言ったら歌うボーカロイド。そして望まれるままに動こうとする。レンはこのミクをプロデュースしていく。
過去の自分を思い出す。強く儚いはずの自分が、世界に残されてしまった。その後のことなど考えてなかった。理想はハッピーエンドまでだった。それでも時間は進んでいく。
漫画で構成されているので、分かりやすいかと思います。2人が離れた話。互いを思いあっていたとしても離れてしまうこともあります。
こんな感じです。基本的に心情が主なシリーズになっており、ドラマ感は薄め。音楽は不安定な大人を表現しています。時間の経過で見えにくくなる物を探し求めています。あれ以上の幸せがないと悟ってしまっているのかもしれません。
次回に続きます。
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